FDK<6955>、三徳の中国子会社で電池材料・希土合金生産の「包頭三徳電池材料」を取得

FDKは、三徳(神戸市)の中国子会社で電池材料や希土合金などを生産・販売する包頭三徳電池材料有限公司(BSBM、内モンゴル自治区。売上高34億2000万円、純資産18億円)の持ち分94.4%を取得し、子会社化することを決めた。ニッケル水素電池事業の基盤強化の一環で、その主要原材料である水素吸蔵合金の安定確保につながると判断した。取得価額は10億8900万円。取得予定は2024年2月下旬。

BSBMは2001年設立で、出資構成は三徳94.4%、現地企業5.6%。FDKはこれまでBSBMと取引関係にあり、同社の製品を購入してきた。子会社化により、FDKのニッケル水素電池の開発力・販売網と、BSBMが培ってきた水素吸蔵合金の製造・開発技術を融合し、競争力を高める。

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