小田急電鉄<9007>、不動産子会社のUDSを野村不動産ホールディングス<3231>に譲渡

小田急電鉄は、住宅・商業施設、ホテルなどの運営を手がける子会社のUDS(東京都渋谷区。売上高89億7000万円、営業利益△10億円、純資産△106億円)の全株式を、野村不動産ホールディングスに譲渡することを決めた。事業ポートフォリオ再構築の一環。2016年にUDSを子会社化したが、コロナ禍以降、UDSは業績が悪化し債務超過に陥っている。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年4月1日。

UDSは小田急線「東北沢駅」~「世田谷代田駅」の地下化に伴い生まれた全長1.7キロメートルの線路跡地(上部空間)を活用した「下北線路街」をはじめ、沿線エリアの不動産事業にかかわってきた。

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