『3歳の保護猫が慣れるまでの1ヶ月』徐々に心を開いていく過程に「愛情が伝わってきた」「ずっと待っていたのかも」

子猫よりもずっと警戒心が強い成猫を保護するとなると、家や飼い主に慣れてくれるまで根気強く向き合う必要があります。

YouTubeチャンネル「保護猫モフィ&妹スピカの日常」に投稿されたのは、3歳で保護された元ノラ猫の「モフィ」君が慣れるまでの1ヶ月の歩み。日を追うごとに安心していく様子は10万人以上の感動を呼びました。

怯えが見える保護直後のモフィ君

保護された当日は小屋にこもり、隅の方で小さくなってしまっていた「モフィ」君。

いきなり知らない所に来てしまった不安や人間がいることの恐怖に、すっかり怯えてしまっているようです。

警戒心からか目には怯えの色が

2日目以降は小屋から出ますが、飼い主さんが手を近づけるとやはり怖がってしまいます。シャーシャーと威嚇をしていて差し出したおやつも食べてくれませんでした。

おやつから顔を背けてしまいました

モフィ君はもともと人好きで甘えん坊だったのだそう。そのため飼い主さんに触られることへの抵抗感はすぐに薄れたようです。

しかし、保護当日から3日目まで飲まず食わずで過ごしてしまったため、病院で食欲増幅の薬を処方してもらってやっとおやつが食べられるようになりました。

しっかり病院にも行けて偉いね

わずか3週間でデレデレに

警戒心や不安感を強めるような状態にならないよう配慮しながら接してきた飼い主さん。その優しさをモフィ君も感じ取っているのか、徐々に表情や態度が和らいでいきます。

とっても気持ちよさそうです

2週間目になると、暗めで落ち着ける場所にいる時であればお腹も問題なく撫でられるようになり、モフィ君の甘えん坊っぷりが垣間見えてきました。

一歩ずつ着実に慣れていっているのが見て取れます

わずか3週間ですっかりデレデレに

3週間目に入る頃にはキャットタワーの上でくつろぐようになり、甘えた鳴き声で飼い主さんを呼ぶようになったモフィ君。朝晩は必ず構ってアピールをするなど、すっかり家猫が板についてきたようです。

撫でられてゴロンと横になるモフィ君

優しい人たちに恵まれ幸せな生活へ

長いと慣れるまでに数ヶ月〜半年かかる猫もいる中で、モフィ君はたった1ヶ月足らずで家にも飼い主さんにも完璧に慣れてくれました。

飼い主さんが大好きになったモフィ君

モフィ君はノラ時代ですらあまりに人馴れしていたため、最初にTNRで保護してくれた方は虐待を懸念して元の場所へリターンできなかったのだそうです。そこで里親として引き取ったのが投稿者である飼い主さんでした。

爪とぎもお手の物!

1つの尊い命を絶やさぬように、保護主さんや現在の飼い主さんなど多くの方が動いてくれたことで、今のモフィ君の幸せで安心できる生活を見ることができています。

もうすっかり家族の一員です♪

こちらの投稿には、「癒しと愛情でホッコリ」「心から安心できる場所をずっとずっと探していたんでしょうね」「出会うべくして出会ったって感じ」などとコメントが寄せられ、モフィ君が安心して暮らせる環境に出会えたことへの感動や保護に対する感謝の言葉も綴られました。

YouTubeチャンネル「保護猫モフィ&妹スピカの日常」では、すっかり飼い主さんに懐いたモフィ君と同居猫「スピカ」ちゃんの暮らしの様子を投稿されています。2匹の何気ない日常をぜひチェックしてみてください。

写真・動画提供:YouTubeチャンネル「保護猫モフィ&妹スピカの日常」さま
執筆:曽田恵音
編集:ねこちゃんホンポ編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。

© 株式会社ピーネストジャパン