令和ロマンがM-1優勝、トップバッターからの快挙は中川家以来

漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2023』(ABCテレビ)が12月24日におこなわれ、令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)が19代目王者に輝いた。

「M-1グランプリ2023」王者の令和ロマン(髙比良くるま、松井ケムリ)©M-1グランプリ事務局

過去最高の8540組が参加した同大会。そのなかから決勝戦に進出したのは、ダンビラムーチョ、カベポスター、くらげ、マユリカ、モグライダー(マセキ芸能社)、令和ロマン、さや香、真空ジェシカ(人力舎)、ヤーレンズ(ケイダッシュステージ)の9組と、敗者復活戦から這い上がったシシガシラ(所属明記以外はすべて吉本興業所属)。

この10組が激戦を繰り広げ、さや香、ヤーレンズ、令和ロマンが最終決戦へ。審査員7人(松本人志、中川家礼二、ナイツ塙、博多大吉)から4票を獲得し、ファイナリスト3位通過から逆転優勝した。海原ともこ、サンドウィッチマン富澤、山田邦子の3人はヤーレンズに投票。1票差の接戦となった。

2018年結成の芸歴6年目、今回のファイナリストのなかでは最年少コンビ(くるま29・ケムリ30歳)で、トップバッターからの優勝。くるまは、「うれしいです!中川家さん以来のトップバッターで優勝できて!」とよろこびを爆発させた。続けて「M-1大好きです!来年も出ます!」とコメントし、スタジオをザワつかせた。

松本は、「令和ロマンは1本目より強いネタを残してたのが、根性勝ちだなと思いましたね」と称賛。「令和ロマンが(2本目に)おっきいネタを残していたんで。漫才続けてください」と、礼二も激励の言葉を贈った。

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