葉山町長選、山梨崇仁氏が大差で4選果たす 幅広い層から支持受ける 投票率は過去最低更新

4期目の当選が決まり、支援者と握手をする山梨崇仁氏=24日午後10時5分ごろ、葉山町堀内の事務所

 任期満了に伴う神奈川県葉山町長選は24日、投開票が行われ、現職の山梨崇仁町長(46)が新人でITコンサルタント業の鳥山泰輔氏(61)を大差で破り、4選を果たした。投票率は、選挙戦となった前々回(2015年)と比べ6.29ポイント下回る35.58%で、過去最低を更新した。

 ともに無所属の一騎打ちとなった選挙戦は、3期12年の山梨町政の是非や、町内各地で相次ぐ開発問題、公共施設の再編・再整備を主な争点に町の将来を巡り舌戦が繰り広げられた。

 山梨氏は「課題を先延ばししない」という姿勢で施設一体型の小中一貫校整備など諸課題に臨む姿勢を強調。幅広い層の支持を受け手堅く票を集めた。

 鳥山氏は開発問題を最大の争点にまちづくり条例の見直しなどを訴えた。しかし、立候補表明が遅れたことも響いて及ばなかった。

 当日有権者数は2万6899人(男1万2448人、女1万4451人)。

© 株式会社神奈川新聞社