前回の話
「つむぎを取られて追い出されるかもしれないから放っておいて」とみずほさんに言われたカオリさん、どうしていいかわからず実家を逃げるように出てきたものの気になり、みずほさんともカオリさんとも仲の良いバレーボール部の先輩よっちゃんに電話したところ、いろいろ知っているようで・・
嫁姑問題[16]実母が嫁いびり義母になっていた~嫁いびりの母の気持ちがわかる!?~
よっちゃんに「みずほと話した?」と聞かれたカオリさんは、
「うん・・話したけど、先輩抜け殻みたいになってて・・」と言うと、
「そっか・・私も何度か話したけど全然ダメで・・。
あの子全く弱音吐かないんだもん。ねぇ、カオリ・・」
「みずほのご両親が事故で亡くなった時のこと覚えてる?」
そう聞かれて
「・・うん」と答えるカオリさん、
それは、とても忘れられるようなお話ではなく・・
本当にショッキングな出来事だったのでした。
みずほさんが高校3年生の時、ご両親が車の衝突事故で亡くなったそうなのですが・・
みずほさんは高校卒業後、進学を希望していたようですが、急遽就職に変更・・
高校卒業までは、親戚の家で住むことになり、卒業後に一人暮らしを始めました。
「先輩が高3の時だよね・・あの時は、先輩に掛ける言葉が見つからなくて・・」
カオリさんはそう言いながら、
「うわわあああああああ!お父さん!お母さん!戻ってきてよぉ・・」
と泣き叫ぶ、あの時のみずほさんの様子を思い出していました・・。
すると、
「うん、私も掛ける言葉が見つからなかった。・・みずほ、一人っ子じゃん?」と話すよっちゃん、
「実家はもう処分しているし、帰る場所がないんだよね・・。
そのせいか、あの家から追い出されないように耐えてるみたいで・・」
と続け、
「そんな・・どうしたら・・」と聞くカオリさんに、
「憲一も悪いんだけど、おばちゃんがねぇ・・。
おばちゃんの気持ち、わからんでもないけどさ・・」
と話すよっちゃん、
「えっどうして?お母さん何かあったの?」とよっちゃんに聞き返すと、
「いや・・うちのお母さんから聞いた話なんだけどさ・・」
と話し出して・・
こうして、カオリさんの知らない、実家の過去について知る事になったのでした・・。
次の話
ママ広場オリジナルマンガ「嫁姑問題!実母が嫁いびり義母になっていた」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集 ママ広場編集部 作画 dechi