さや香、賛否呼んだ「M-1」最終決戦ネタに「ゼロ笑いの…」

12月24日に開催された『M-1グランプリ2023』(ABCテレビ)で3位となったさや香(新山、石井)が大会後、YouTube上で配信された振り返り番組『M-1打ち上げ』で、最終決戦について言及した。

お笑いコンビ・さや香(左から新山、石井)

ファーストラウンドを1位で通過したものの、最終決戦では3位に留まり惜しくも優勝を逃してしまったさや香。2本目で披露した「見せ算」のネタはSNS上で賛否を巻き起こし、審査員の山田邦子は「さや香の最後のネタ、全然良くなかった」とコメント、X(旧ツイッター)では「さや香のネタ」がトレンド入りするほど反響を呼んだ。

大会後の深夜0時から配信された『M-1打ち上げ』に登場した新山は、2本目のネタについて「あれありきのM-1やったんです。あのネタをしたかったんです」とキッパリ。「やる前からわかってましたけどね。あ、コレあかんなって。M-1全体の雰囲気が今年はいつもと違う感じやったんで。客席に初めてゼロ笑いの人がいました」と冷静に振りかえった。

そして「見せ算」のネタは、コロナ禍におこなわれた無観客ライブで誕生し、当時ユニットを組んでいた芸人仲間・ダブルヒガシとコウテイの2組を笑わせるために作られたネタということが明らかに。このエピソードには千鳥も「あーいいね!」と唸り、改めて「ほんまに、芸人はみんな嫉妬するくらいかっこよかったと思うで」と絶賛した。

大会終わりに続々とメッセージも届いているようで、「アンチの方というより、ファンの方から『なんであんなネタしたんですか!』って怒っていて(笑)。まぁこれが僕らの良いところなんで」という新山に、石井も「いろんな形がありますからね」とコメントした。

同配信で語られた裏話を受け、SNSでは「激アツじゃん・・・」「千鳥さんも言ってはったように、カッコいいよ。芸人としての生き方」「さや香の2本目で芸人魂見たな」「さや香の2本目ちゃんとやりたいネタをやったんだすごい芸人だ」など、賞賛の声が相次いだ。

文/つちだ四郎

© 株式会社京阪神エルマガジン社