力合わせて餅ぺったん 子どもらつきたて頬張る、京都府亀岡市

きねを力強く振り下ろし餅をつく小学生(亀岡市古世町2丁目・古世総合センター)

 京都府亀岡市の亀岡地区東部青少年育成協議会は12月23日、年末恒例の餅つき大会を同市古世町2丁目の古世総合センターで開いた。地元小学生らが臼ときねで力強く餅をつき、出来立てをきな粉餅やぜんざいにして頰張った。

 新型コロナウイルスの感染拡大で中断したが、伝統文化を通じて世代間交流を図ろうと、昨年に再開した。同協議会をはじめ自治会や体育振興会のメンバーらがセンター前の広場で蒸し上げたもち米を臼に入れてきねでついた。その後、子どもたちが小さなきねで柔らかく仕上げた。

 幼児は保護者と一緒につき、小学生はきねの持ち方を教わり何度も餅をつく音を響かせた。つつじケ丘小学校3年の男子児童(9)は「きねでつくと、お餅がねちゃっとしたので、もちもちしたおいしそうなお餅だと思った」と話していた。

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