長澤まさみ主演のドラマ「エルピス」、年末年始に一挙再放送

2022年10期に放送された、長澤まさみ主演のドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)。数々のドラマアワードを受賞した同ドラマが、年末年始に一挙再放送されることが決まった。

再放送が決まったドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)

『第60回ギャラクシー賞(テレビ部門)』大賞、『第49回放送文化基金賞(ドラマ部門)』最優秀賞、2023年『日本民間放送連盟賞(番組部門 テレビドラマ)』最優秀賞など、多数の賞を受賞した同ドラマ。ロデューサーは、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年)などを手がけた佐野亜裕美。脚本は、映画『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)でデビューした渡辺あやが担当した。

同ドラマは、スキャンダルでエースの座から転落した局アナ・浅川恵那(長澤)が、新米ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)や政治部の官邸キャップ・斎藤正一(鈴木亮平)とともに冤罪疑惑を追っていくなかで自分の価値を取り戻していく物語。実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンタテインメント作品で、権力の腐敗やテレビ報道のあり方にメスを入れ、忖度なしの描写が視聴者から高く評価されていた。

再放送決定について、カンテレ・坂口隆晴総合編成部長は「社会や組織の論理のなかで、多くの人が無自覚なまま、あるいは見て見ぬふりをするなかで、誰かを傷つけている。そんな歪みがさまざまな場所で噴出した一年だったように思います。このドラマは自分の価値を取り戻す『再生』の物語です。来年への希望を込めて、放送します。ぜひご覧ください」とコメント。

放送スケジュールは、12月31日・昼10時〜(第1話)、同日・正午〜昼3時45分(第2〜5話)、2024年1月2日・正午〜昼2時45分(第6〜8話)、3日・正午〜昼2時(第9・10話)。いずれも関西ローカル放送となる。

© 株式会社京阪神エルマガジン社