Wソックス シースの対価としてレッズに5人の若手有望株を要求か

今オフ中のトレード移籍が確実視されているディラン・シース(ホワイトソックス)だが、ホワイトソックスはFA市場の有力な先発投手の移籍先が決まるまでシースのトレードを保留する方針を示している。そんななか、ホワイトソックスがシース放出の対価として何を求めているのかが明らかになった。複数のメディアがホワイトソックスとレッズのあいだで行われたトレード交渉の詳細を報じており、ホワイトソックスはシースの対価として4~5人のプロスペクト(若手有望株)を獲得することを狙っているようだ。

「ザ・スコア」のブルース・レバイン記者によると、ホワイトソックスはレッズに対してレット・ローダー、チェイス・ペティ、2人の野手プロスペクトという合計4人のパッケージを要求したという。ローダーは今年のドラフト全体7位で指名された右腕で、「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングでは全体41位・球団2位にランクイン。ペティは2021年ドラフト全体26位でツインズに指名された右腕で、レッズの球団6位のプロスペクトと評価されている。

一方、「シンシナティ・エンクワイヤラー」のジェイソン・ウィリアムス記者によると、ホワイトソックスはレッズに対してローダー、エドウィン・アローヨ、コナー・フィリップスを含む合計4人のパッケージを要求したという。アローヨは2021年ドラフト全体48位でマリナーズに指名された遊撃手で、プロスペクト・ランキングでは全体57位・球団3位にランクイン。フィリップスは今季メジャーデビューして5試合に先発しており、全体68位・球団4位のプロスペクトと評価されている。

この2人の記者のリポートを総合すると、ホワイトソックスはシースの対価としてローダー、ペティ、フィリップス、アローヨ、プラス野手1人という合計5人のパッケージを要求している可能性もある。プロスペクト・ランキングの球団トップ6のうち4人が含まれるパッケージとなっており、保有期間が2年残っているシースを獲得するためとはいえ、レッズがこの要求に応えるのは困難だろう。ホワイトソックス側が徐々に要求を引き下げていく可能性もあるが、シース放出の対価として莫大なパッケージを獲得することを狙っているのは間違いなさそうだ。

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