2023年に期待以上の活躍を見せた選手たち キム・ハソンらが選出

MLBでは毎年、期待以上の活躍を見せる選手や予想外のブレイクを遂げる選手が現れる。もちろん、コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)やガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)のような有望株の活躍も見逃せないが、彼らは開幕前から活躍を期待されていた選手だった。日本時間12月24日、MLB公式サイトのウィル・レイッチ記者は「2023年シーズンに期待以上の活躍を見せた選手」を特集する記事を公開。パドレスの金河成(キム・ハソン)ら8選手が選出されている。

レイッチ記者が真っ先に名前を挙げたのは、ア・リーグのサイ・ヤング賞投票で4位に入ったカイル・ブラディッシュ(オリオールズ)だ。メジャー1年目の昨季は23先発で4勝7敗、防御率4.90に終わったが、今季は12勝7敗、防御率2.83の好成績をマーク。防御率はゲリット・コール(ヤンキース)、ソニー・グレイ(ツインズ)に次ぐリーグ3位の数字だった。レイッチ記者は「奪三振率、与四球率、被本塁打率のすべてを改善し、エースの地位を確立した」と高い評価を与えている。

キム・ハソンはザンダー・ボガーツの加入で主戦場を遊撃から二塁へ移したが、二塁、三塁、遊撃の3ポジションを兼任しながら素晴らしい守備を見せ、アジア人内野手として初めてゴールドグラブ賞(ユーティリティ部門)を受賞。152試合に出場し、打率.260、17本塁打、60打点、38盗塁、75四球、OPS.749と自己最高の成績を残した。レイッチ記者は「チームが82勝80敗という残念な結果に終わったにもかかわらず、MVP投票でポイントを獲得した」とキムの今季を総括した。

ほかにはリードオフマンとして活躍したJ・P・クロフォード(マリナーズ)、新人ながら20本塁打&20盗塁を達成したノーラン・ジョーンズ(ロッキーズ)、エース級の先発投手へと成長したジョーダン・モンゴメリー(レンジャーズ)、38本塁打&20盗塁を記録したルイス・ロバートJr.(ホワイトソックス)、サイ・ヤング賞争いに加わったジャスティン・スティール(カブス)、野手でチームトップのWARを記録したブライソン・ストット(フィリーズ)が選出。来季はどんな選手がブレイクを遂げ、期待以上の活躍を見せてくれるか楽しみだ。

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