“高さ12.6メートル” 大門松が完成 新年をすがすがしく 雲仙・橘神社

完成した大門松の前で勝ちどきを上げる実行委=雲仙市、橘神社

 長崎県雲仙市千々石町の橘神社で24日、高さ12.6メートルの大門松が完成した。2024年2月3日まで飾る予定。
 地元有志でつくる実行委が2000年から毎年製作。01年、ギネス世界記録に認定された。今年は1カ月ほど前から48本の竹を高所作業車で組み上げ、胴回り約8メートルの土台を南天や松、梅の枝で飾り付けた。
 24日早朝、13人が土台にしめ縄を巻いて仕上げ、「いやさかー」の勝ちどきを上げて地域の繁栄を祈った。実行委の馬場勝会長は「朝日が差す中で仕上げて最高の気分。(参拝客に)すがすがしい気持ちで新年を迎えてほしい」と話した。
 この日は神事もあり、肥前千々石鉄砲隊が火縄銃の空砲を響かせ、中学生が神楽を舞った。

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