平和の祈り込めて、チャリティー茶会 長崎で表千家県青年部

お茶を楽しむ高校生ら=長崎市、県美術館

 表千家県青年部(津田寛子部長、32人)のクリスマスチャリティー茶会が24日、長崎市出島町の県美術館であり、部員が平和活動に携わる高校生にも、お茶と菓子を振る舞った。
 2025年に同部が15周年、表千家同門会県支部(松田賢一支部長)が65周年を迎えるのを前に、初めて企画した。同年が被爆80年の節目に当たるのを念頭に、茶券の販売収益の一部を平和活動に携わる団体に寄付する。初回は高校生平和大使と高校生1万人署名活動実行委員会を寄付先に選んだ。
 部員が活水高2年の木場笑里(えみり)さん(17)と鎮西学院高2年の大澤心春(こはる)さん(16)に呈茶。2人は同席した松田支部長に所作を教わりながら、差し出されたお茶と和菓子を味わった。津田部長は「若い世代がお茶の世界に触れ、興味を持つきっかけになってほしい」と話した。

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