ホテルロビーに黒板アート 島原高・美術部の力作 「期待を超える感動的な作品」 ホテルセントヒル長崎

完成した黒板アート=長崎市筑後町、ホテルセントヒル長崎

 ホテルセントヒル長崎(長崎市筑後町)のロビーに24日、迫力のある黒板アートが完成した。長崎県立島原高(島原市)美術部の1年生5人と顧問の小野大輔教諭が2日間かけて仕上げた。
 同ホテルは公立学校共済組合の宿泊施設。廃校になった学校の教室をロビーに移設・再現している。その黒板を活用してもらいたいと、黒板アートの全国的な作品展で受賞経験がある同部に制作を依頼。部員の発案で来年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんだ郷土芸能の龍踊をモチーフにした。
 部員の1人は「こんなにいい場所に描かせてもらってありがたい。力を合わせていい作品ができた」と笑顔。ホテルの担当者は「予想と期待を超える感動的な作品。全国から訪れる多くの人に見てほしい。来年もお願いしたい」と声を弾ませた。

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