各球団の注目の有望株 オリオールズ・ホリデイは大抜擢の可能性も

今季はコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)とガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)が新人王を受賞。開幕前のプロスペクト・ランキングで1位と2位に名を連ね、本命と目されていた選手が期待通りに新人王を受賞するという珍しいシーズンになった。また、シーズン終盤からポストシーズンにかけて、エバン・カーター(レンジャーズ)の活躍も目立った。では、来季はどのプロスペクト(若手有望株)に注目すべきなのだろうか。MLB公式サイトは各球団から1人ずつ、注目のプロスペクトを選出している。

最大の注目株はジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)だろう。強打者マット・ホリデイを父に持ち、2022年ドラフト全体1位指名でプロ入りしたホリデイは20歳の遊撃手。今季はマイナーA級からスタートしてAAA級まで駆け上がり、4階級合計で125試合に出場して打率.323、12本塁打、75打点、24盗塁、101四球、出塁率.442、OPS.941という素晴らしい成績を残した。マーク・エライアスGMは今月行われたウィンター・ミーティングで「来季開幕ロースター入りする可能性がある」と発言。MLB公式サイトは「スプリング・トレーニングでは全ての視線が20歳のホリデイに集まるだろう」と記している。

先日8年8200万ドルの長期契約を結んだことで話題となった19歳のジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)も注目の存在だ。メジャーデビューしていないマイナーリーガーとしては史上最大規模の契約を手にした。20歳の誕生日を迎えた数週間後に来季の開幕を迎えるが、すでに長期契約を結んでいるため、サービスタイム(メジャー登録日数)を気にすることなく、開幕からレギュラーに抜擢される可能性もある。MLB公式サイトは20歳以下のシーズンに500打席以上の出場機会を得た選手がワイルドカード時代(1995年以降)にわずか11人しかいないことを紹介している。

MLB公式サイトが選んだ各球団の注目のプロスペクトは以下の通り。

ジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)
カイル・ティール(レッドソックス)
ウィル・ウォーレン(ヤンキース)
ジュニア・カミネロ(レイズ)
リッキー・ティードマン(ブルージェイズ)

ノア・シュルツ(ホワイトソックス)
カイル・マンザード(ガーディアンズ)
コルト・キース(タイガース)
ウィル・クライン(ロイヤルズ)
ブルックス・リー(ツインズ)

スペンサー・アリゲッティ(アストロズ)
ケイデン・デイナ(エンゼルス)
ルイス・モラレス(アスレチックス)
フェルニン・セレステン(マリナーズ)
ワイアット・ラングフォード(レンジャーズ)

ハーストン・ウォルドレップ(ブレーブス)
マックス・マイヤー(マーリンズ)
マイク・バシル(メッツ)
ミック・エイベル(フィリーズ)
ディラン・クリューズ(ナショナルズ)

ピート・クロウ=アームストロング(カブス)
ノエルビ・マルテ(レッズ)
ジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)
ポール・スキーンズ(パイレーツ)
ビクター・スコット2世(カージナルス)

ジョーダン・ローラー(ダイヤモンドバックス)
アダエル・アマダー(ロッキーズ)
ニック・フラッソ(ドジャース)
イーサン・サラス(パドレス)
ブライス・エルドリッジ(ジャイアンツ)

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