創立90周年を迎える日産がアニバーサリーイベントを開催 未来的なコンセプトカーも登場

日産自動車株式会社(以下、日産)は、2023年12月26日(火)に創立90周年を迎える。12月19日(火)には、神奈川県横浜市の日産グローバル本社ギャラリーにて、アニバーサリーイベントを開催した。

登壇した星野朝子執行役副社長は、「革新的な技術や車、サービスなど、全てのタッチポイントで、車を超えて世の中を変えて、ワクワクする。そういうことをお届けしたいと考えてやってまいりました」と日産の姿勢を表明。

12月26日(火)から放映される、90周年を記念した特別CM「技術の日産90周年篇」もイベント内で上映された。星野副社長は「車の電動化、自動化を通じてモビリティのあり方を変えていきたい。そういう思いを表現したものです」とCMを紹介。CMには、“ハコスカ”の愛称で知られる「日産 スカイライン3代目モデル」などのヘリテージカーから最新技術を搭載したEVまで23車種が登場し、日産の歩みが感じとれる映像となっている。

イベントには、日産車のオーナーでもある伊藤かずえさん、千原ジュニアさん、そして自動車好きで日産のイベントに出演したこともある谷まりあさんがゲストとして登壇。日産にまつわる様々なトークを繰り広げた。

日産の自動車に関する思い出を聞かれると、千原さんは今も所有している330型セドリックについて「26~27歳のころに出会いました。(セドリックの)顔がカッコいい。自分の誕生日が3月30日なので、330型がちょうどよかった。ナンバーも330にしました」と思い入れとこだわりを語った。

同じく日産の思い出を聞かれた伊藤さんは30年以上乗っている愛車シーマについて、日産のレストアによって新車同様の状態にしてもらえて嬉しくて泣いてしまったと語り、それを聞いた千原さんが自分のセドリックもレストアしてほしいと星野副社長に直訴する一幕も。

旧車を長く愛する伊藤さんと千原さんの話を聞いた谷さんは、「長く愛用して車の思い出ができていくって聞くと、もっと車のことを知りたいなという気持ちが湧いてきました」と、自動車への思い入れが深まったとコメントした。

歴史を紹介する展示も

会場となったギャラリーには、日産のコンセプトカーも展示された。ステージ上のコンセプトカー「ニッサン ハイパーフォース」の未来的な姿を見た伊藤さん、千原さん、谷さんは「カッコいい」と歓声を上げた。車内を見た伊藤さんは「ハンドルが四角い」と驚き、千原さんも「もうハンドルが丸の時代じゃないんですね」と感心した。

トークセッションを通じてゲストの3人の話を聞いた星野副社長は、「日産の車への愛と期待をお聞きして身が引き締まる思いです。そういう愛に応えて、ますます面白い車をたくさん世に出していかないといけないと思いました」と、来たる100周年に向けての抱負を述べて、イベントを締め括った。

今回のイベントの会場となった日産グローバル本社ギャラリーには、1400名以上の投票で選ばれたヘリテージカーが期間限定で展示される他、12月27日(水)まで本社ビルの「NISSSANウォーク」に、90周年の歴史を紹介する年表が約75メートルにわたって展示される。

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