「人生は金と名声が全てじゃない」「ネット民は“裏側”を知らない」世界一グリリッシュが吐露

クラブ世界一になったマンチェスター・シティで10番を背負うジャック・グリリッシュは、自他ともに認める“パリピ”だ。

ただ、幼い頃に弟を亡くし、脳性麻痺を患う妹を持つ彼は、障がいを持つファンにもやさしく対応してきた選手でもある。

そうしたなか、『Sky』は、グリリッシュは傍目とは違うとして彼のインタビューを公開。そこではこんな話もあった。

(サッカーは深刻にとらえられすぎることもあるが、あなたは笑顔で人にやさしく、常にポジティブ。子供たちのお手本になれる?)

「分からないよ。そうかもしれないね。自分がずっと夢見てきたような人生、望んでいた人生を生きられていることは幸運だと思う。

誤解して欲しくない。楽なことばかりではないよ。すごく大変な時もあるし、笑顔や幸せばかりではない。辛いことも嫌な日もたくさんある。他の人達と同じだよ」

(ある面でサッカー選手であることは難しい?大金を稼いでいるけれど、相当なプレッシャーがある。ファンやジャーナリストら外部の人間はそういう側面をあまり理解していない?)

「間違いないね、1000%だ。『選手は大金を稼いでおり、何でもうまくいく』とネットに書く人もいる。でも、人生は…あまり深入りしたくないけれど…人生は金と名声だけが全てではない。

それがあるに越したことはないよ。でも、僕らも普通の問題を抱えた普通の人間だ。毎日が最高の人生だと言ったらそれは嘘になる。まったくそうじゃないからね。

僕は普通の人間だよ。でも、自分の仕事や人生に感謝してるのは確かだ。とはいえ、世間が思っているほど単純ではない。

悪いプレーをしたら、5万人から侮辱されることもある。SNSで屈辱を受ける人形になる。でも、人々のために大金を稼いでいるからそれはいいさ。

ちょっといいかな?数日前にロビー・ウィリアムズのドキュメンタリーを見たんだ。考えさせられたよ。彼は金を稼ぎまくったかもしれないけれど、直面しなければいけない困難があったことを目にしたからね。時々、彼のなかに自分を見る。人々は知らないんだ、裏で何が起きているかを」

大金を稼ぐスター選手は羨望の眼差しを向けられることも多いが、いいことばかりではないとのこと。

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なお、ロビー・ウィリアムズは音楽業界で10代にしてスターダムにのし上がるも、依存症などに苦しんでいたことを明かしている。

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