アストロズ、ブルージェイズなどがジャリエル・ロドリゲスに興味

野球リポーターのフランシス・ロメロ記者によると、今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でキューバ代表の一員としてプレーしたジャリエル・ロドリゲスに対し、アストロズ、ブルージェイズ、パイレーツ、ヤンキースなどが引き続き興味を示しているようだ。ロメロ記者は「各球団は山本由伸の争奪戦が決着したあと、本格的に動き始めるだろう」と指摘。山本のドジャース移籍が決まったため、ロドリゲスをめぐる争奪戦も本格化していきそうだ。

ロメロ記者は、アストロズ、ブルージェイズ、パイレーツ、ヤンキースの4チームをロドリゲス争奪戦のファイナリストに挙げているわけではなく、より多くのチームが争奪戦に加わっている可能性もある。11月上旬、ロメロ記者は10チームがロドリゲスに興味を示していることを報じており、そのなかにはアストロズ、ブルージェイズ、パイレーツ、ヤンキースも含まれていた。当時の10チームのリストには、ほかにドジャース、ジャイアンツ、メッツ、フィリーズ、レンジャーズ、ホワイトソックスも含まれていたが、それ以降にレイズ、レッドソックス、パドレスも関心を示していることが明らかになり、最大で15チーム前後による争奪戦が展開される可能性もあるとみられる。

キューバ時代は先発投手として活躍したロドリゲスだが、日本球界ではリリーバーとして結果を残しており、獲得を狙うチームは「先発がダメならリリーフに回せる」と考えているのかもしれない。また、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では、ロドリゲスをFA選手ランキングの28位とし、契約規模を4年3200万ドルと予想。それほど高額でないことも多くのチームからの関心を集める要因となっているはずだ。

現在26歳のロドリゲスは今年3月のWBCにキューバ代表の一員として出場し、準決勝でアメリカ代表に敗れたあと、キューバへ帰国。その後、日本へ戻らず亡命し、10月に契約解除となった。11月にはMLB機構からFA選手として認定され、各チームとの交渉が可能に。即戦力として期待されており、今後の動向が注目される。

The post アストロズ、ブルージェイズなどがジャリエル・ロドリゲスに興味 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.