土砂崩れ、救助は26日以降に 奈良、他にも1台下敷きか

奈良県下北山村の土砂崩れ現場=25日午前10時50分

 奈良県下北山村の国道169号で起きた土砂崩れに車が巻き込まれ、男性1人が救助された事故で、他にも1台が土砂の下敷きになっている可能性があるとして、県警などは25日も現場の状況確認を続けた。地元消防は取材に「斜面の土砂を除去する必要があり、救助は明日以降になる」との見通しを明らかにした。

 吉野署によると、この道を車で通ったとみられる和歌山県の70代男性の家族から、釣りに出たまま連絡が取れないとの通報もあり、関連を調べている。

 現場では二次災害の恐れもあるとし、安全を確保しながらの救助が難航。無人で動かせるショベルカーも手配し、救助活動の再開を急ぐ。

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