20代女性教員に「妊娠する時期を考え直した方がいい」と“不適切”発言 54歳元校長を戒告処分 育児中の40代女性教員にも「遅出勤務をいつまで続けるつもりか」

岐阜県教育委員会は、12月22日、勤務先の女性教員に対して「妊娠する時期を考え直した方がいい」とという趣旨の発言をするなどしたとして、関ケ原町の中学校の校長だった54歳の男性を戒告処分にしました。

12月22日付けで戒告処分を受けたのは、町立関ケ原中学校に勤務していた54歳の元校長の男性です。

岐阜県教育委員会によりますと、元校長の男性は2022年4月、妊娠を希望する旨を申し出た20代の女性教員に対して「妊娠する時期を考え直した方がいい」と発言しました。

また、育児をしている40代の女性教員に対して「遅出勤務をいつまで続けるつもりか。担任を持たせづらい」と発言するなど、不適切な言動があわせて3件ありました。元校長は全ての言動を認めているということです。

2023年3月に県の教育委員会に匿名の手紙で情報提供があり、事案が発覚しました。

岐阜県教育委員会はこのほか、勤務先の女子生徒に「ご飯したいです」などとSNSで不適切なメッセージを送ったなどとして、54歳の県立高校の実習助手の男性を停職4か月の懲戒処分にしました。

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