FC東京が札幌FW小柏剛を完全移籍で獲得、札幌に感謝も「一度環境を変える必要があると考えた」

札幌で4シーズンプレーした小柏剛[写真:©︎J.LEAGUE]

FC東京は25日、北海道コンサドーレ札幌のFW小柏剛(25)が完全移籍で加入することを発表した。

小柏は大宮アルディージャの下部組織出身で、ジュニアユース、ユースと昇格。トップチームに昇格せずに明治大学へと進学すると、2020年に札幌の特別指定選手となり、2021年に札幌に加入した。

札幌では特別指定選手時代を含めて4シーズンを過ごし、J1通算69試合15得点、リーグカップで8試合2得点、天皇杯で1試合に出場。日本代表にも招集を受けていた。

小柏は両クラブを通じてコメントしている。

◆FC東京
「FC東京に加入することになりました、小柏剛です。FC東京はタイトルを獲るべきチームだと思っています。より多くの勝利をファン・サポーターのみなさまにお届けできるよう全力で戦います。みなさまの心を掴めるよう頑張りますので、よろしくお願いします」

◆北海道コンサドーレ札幌
「北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆様、いつも多大なるサポートをありがとうございます。リリースにありますように、この度FC東京に移籍することを決断しました」

「特別指定選手の頃を含め、約4年間本当にお世話になりました。この4年間で北海道コンサドーレ札幌というクラブ、また北海道という地に、サッカー選手としても人としても成長させていただきました。怪我により、皆様の期待に応えることができず、もどかしく苦しい時期が多くありました。しかし、どんな時もそばにいてくれる仲間そしていつも僕の復帰を待ってくれ、ピッチに戻った時には熱い応援をしてくれる最高のサポーターが支えてくださったおかげで、今の自分があると思っています。本当にありがとうございました」

「大好きなチームを去るという決断をするにあたり、サポーターの皆様に恩返しがしたい、コンサドーレでまだまだ成長したいといった想いと何度も葛藤しました。しかし、ここ最近は怪我や僕自身が伸び悩んでいたこともあり、一度環境を変える必要があると考えこの決断に至りました。僕の力不足でクラブにタイトルをもたらすことが出来ず、そしてたくさんの期待に応えることができず大変申し訳なく思っています」

「しかし、コンサドーレでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートできたこと、札幌ドームで赤黒のユニフォームを着てプレーできたことは僕の誇りですし、この4年間本当に幸せでした。自分の夢の為に更に成長し、世界の舞台で活躍することで皆様にも誇りに思って頂ける様、精進して参ります」

「来季からはFC東京の所属となりますが、これからも北海道コンサドーレ札幌は僕にとって特別な存在です。今後もクラブが活気に溢れることを祈っています。重ねてになりますが、約4年間本当にありがとうございました」

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