「チケットが完売して取れなかった…」23年男子バレーの快進撃と盛り上がりのカギは“海外修行組”の活躍

男子バレーボール日本代表「龍神NIPPON」の快進撃が止まらない。

23年6月に行われたバレーボール国際大会の一つ、ネーションズリーグでは10連勝を飾り3位に。国際大会では1977年ワールドカップ以来、46年ぶりの表彰台となった。また、9月から10月にかけて東京都・代々木体育館で開催されたオリンピック予選では見事、24年開催のパリオリンピック出場権を獲得した。

さらにキャプテン・石川祐希(28)をはじめとして西田有志(23)髙橋藍(22)など主要な攻撃陣を中心に多くのメディアに取り上げられ、石川と髙橋は女性ファッション誌の表紙も飾るなど、試合のみならず多方面での活躍が目立った一年となった。

SNSには、23年の好成績について驚きの声と共に、戸惑いの声も。

《ネーションズリーグ3位マジか 男子バレー突然強くなった印象が強い》
《何であんなに強くなったの?》
《素人目で見ると急に強くなったように感じる》
《観てみようと思ったらチケット完売で取れなかった。まさかこんな人気とは》

これに対し、バレーファンはSNSで石川や髙橋など海外のリーグに挑戦している、あるいは挑戦した経験のある“海外修行組”の活躍を指摘していた。

《石川祐希を中心にじわじわ強くなってきてる。やっぱり世界の高さを体感できるから海外行くのは大事だな》
《藍くんもイタリアでパワーアップして、頼もしかった!》
《ほんと宮浦さん(宮浦健人)すごくいいプレーだったし、ポーランドで成長したんだなって》

選手たちの実力のおかげか、23年ネーションズリーグ、オリンピック予選共に試合のチケットは完売。国内大会である天皇杯・皇后杯も大勢の観客であふれていたほどの人気ぶりだ。実際、ネーションズリーグとオリンピック予選を現地で観戦した本誌記者も圧倒されるほどの歓声に満ちていた。

24年、パリオリンピックでの活躍も見逃せない。

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