佐藤緋美、久間田琳加、大西利空、淵上泰史が「さよならマエストロ」に出演

佐藤緋美久間田琳加大西利空淵上泰史が、TBS系で2024年1月14日スタートの「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(日曜午後9:00。初回は25分拡大)に出演することが分かった。

西島秀俊が主演し、芦田愛菜が共演する「さよならマエストロ」は、「凪のお暇」「妻、小学生になる。」(ともにTBS系)などを手掛けた大島里美氏によるオリジナル作品。天才指揮者だったが、ある事件で家族も音楽も失った父・夏目俊平(西島)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田)が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていくヒューマンドラマだ。さらに、大きな見どころとなっていくのは、廃団寸前の市民オーケストラ・晴見フィルハーモニーにやって来た主人公の俊平が、彼にしかできないやり方で個性豊かな団員たちの悩みを解決していくとともに、オーケストラとしてもう一度立ち上がっていこうとするサクセスストーリーでもある。晴見フィル団員役として宮沢氷魚、新木優子、玉山鉄二、津田寛治、響の母親役で石田ゆり子も出演する。なお、副題のアパッシオナートとは、イタリア語のappassionato。音楽の発想標語の一つで「熱情的に」「激しく」の意(大辞林第4版より)。

今回発表された4人は、佐藤、久間田、淵上が晴見フィルに関わる人物役で、俊平の息子役で大西が登場する。

佐藤が演じるのは、クラシックを諦めたチェリスト・羽野蓮。幼い頃からクラシックの才能に恵まれ周囲の期待を背負ってきたが、ある事情から音楽をやめ、今は配送の仕事をしている。寡黙でクールな青年だが、俊平と出会い、あることがきっかけで晴見フィルに誘われることになる。

佐藤は「連続ドラマにレギュラーで出演させていただくのは初めてで、ドキドキの中、なんとか演じてます。自分自身も音楽活動をしているので、音楽が人の心を動かす、という作品に関われることが光栄です。とても豊かな気持ちになれる作品になっていると思います。ぜひ家族で見ていただけたらと思います」と、メッセージを寄せる。

久間田が務めるのは、プレッシャーに弱いティンパニ奏者・内村菜々役。晴見フィルの中でも真面目で人一倍練習熱心。しかし、高校時代のトラウマから自信をもって演奏ができない大学生だ。

「憧れの『日曜劇場』で、オーケストラの一員として音楽を奏でられることがとても幸せです」と声を弾ませる久間田は、「美しい音楽に気持ちを高揚させられる毎日で、クラシック音楽の魅力に、どんどんひきつけられています。私が演じる内村菜々は、あることをきっかけにティンパニをたたくことに自信をなくしてしまった女の子です。マエストロによって市民オーケストラがどのように変わっていくのかを見守っていただけたらうれしいです! ぜひ日曜の夜に音楽で癒やされてください」と、役柄について触れている。

大西は、俊平の息子・海を演じる。フランス生まれの帰国子女で高校2年生。甘え上手でコミュニケーション能力が高く、5年ぶりに父親と暮らすことを無邪気に喜ぶ。一方で、父と姉・響のギクシャクした関係をさりげなくフォローし、意外と大人な一面もある。

大西は「お話をいただいて、『日曜劇場』に初めてレギュラー出演できること、とてもうれしい気持ちになりました。そして台本を読み、音楽が主軸となって進んでいく物語に引き込まれ、僕自身すごく楽しい気持ちになりました。海は父(俊平)と姉(響)のギクシャクした雰囲気を、冗談を交えながらうまく緩和させていきます。とても明るく、どこか賢さもあるような子だと思います。1月14日から始まるこの作品を見て、一緒に素晴らしい1年にしましょう」と呼び掛ける。

そして、物語の舞台となる晴見市の市長・白石一生役を淵上が担当。赤字財政の中、前市長が建てた晴見市あおぞら文化ホールをお荷物に感じ、売却を考えている。音楽はお金にならないものだと断言して、俊平と真っ向から対立していく存在だ。

淵上は「『日曜劇場』のレギュラーは初めてで、驚きもありましたが、同時にこの作品に携われること、西島秀俊さんや芦田愛菜さんはじめ、たくさんの共演者とご一緒できる喜びもありました。音楽を通して、家族を取り巻く関係が少しずつ変化していく中で、温かみのある物語に緊張感を奏でるメロディーの1人として対立する存在になっていければいいなと思っております」と抱負を述べ、「この作品は、家族の絆をくすぐるすてきな物語です。『さよならマエストロ』ぜひ、ご覧ください」とアピールしている。

企画プロデュースの東仲恵吾氏は「今回もオケ団員、家族などで個性的なメンバーの出演が決まりました。佐藤さんは、ものすごく自然なお芝居と色気あふれる目がすてきな人で、今回の役ではその魅力を発揮しつつ、かわいらしさという新境地にも挑んでくれています。久間田さんは、等身大の女性が悩む葛藤を繊細に演じてくれています。それと同時に、でかいティンパニをたたく姿も必見です。大西くんは、主人公と響の間に挟まれながら、前向きに生きている役です。大西くんだからこそ出せるポジティブさと、時としてハッとするようなセリフに期待です。淵上さんは、オケに対して誰よりも現実を理解している人です。それは主人公やオケ団員たちにとってはものすごくつらい現実です。それを、非情なまでに突きつけてくる芝居を楽しみにしております」と、それぞれの魅力を語っている。

© 株式会社東京ニュース通信社