ダイハツ出荷停止問題 岡山県の取引企業は80社 東京商工リサーチが調査

自動車メーカー・ダイハツ工業が、認証試験での不正を巡って全車種の出荷を停止している問題で、ダイハツ工業グループと取引している岡山県内の企業が80社に上ることが分かりました。

25日、東京商工リサーチがダイハツ工業と主要子会社5社を対象に調べた結果を発表しました。
それによると、岡山県では、直接取引をしているのが16社(仕入れ先15社、販売先1社)、間接取引をしているのが64社(仕入れ先57社、販売先7社)だったということです。

産業別では「製造業」が43社で最多、業種別では「自動車部分品・付属品製造業」が12社で最多でした。

東京商工リサーチは「停止が長期化すると、運送業や建設業、飲食店など様々な周辺業種にも影響が広がる。コロナ禍で業績が回復途上の企業は、早急に支援や補償体制を整えなければ黒字倒産を招く事態も危惧される」と分析しています。

© 株式会社瀬戸内海放送