干し柿、次々と買い物かごに 矢掛・小田の山ノ上地区でまつり

干し柿を求める買い物客でにぎわったまつり

 干し柿の産地として知られる岡山県矢掛町小田の山ノ上地区で24日、「第22回干柿(ほしがき)まつり」(山ノ上干柿組合主催)が開かれ、季節の味覚を求める家族連れらが詰めかけた。新型コロナウイルスの影響で4年ぶり。

 会場の農産物直売所には、甘みをたっぷりと蓄えた干し柿がずらり。午前9時の販売前から長い列をつくった来場者は、開始と同時に次々と買い物かごに入れていった。

 これまでも購入しに来ているという男性(73)=倉敷市=は「ここの干し柿は別格」と話していた。

 干し柿は来年2月まで直売所に並ぶ予定。次の営業は1月6日から毎週土日曜の午前9時~午後1時。

 まつりに合わせ、隣接する山ノ上公会堂では矢掛高(矢掛町矢掛)の生徒と地元の小中高生らでつくるグループ「YKG60」がカフェをオープンし、干し柿入りのスイーツを販売して来場者をもてなした。

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