「支えていただいたことを忘れずに育てていきたい」 重い心臓病を患いアメリカで移植手術 2歳の女の子の両親が会見

アメリカで心臓移植手術を受けた2歳の女の子の両親が会見を行い「支えていただいたことを忘れずに育てていきたい」と感謝を述べました。

会見を行ったのは、仙台市出身の佐藤清香さんと夫の昭一郎さんです。

佐藤夫妻さんの次女、葵ちゃん(2)は生後3カ月の時に心臓から血液を送り出すことができない重症心不全と診断されました。

両親は2022年11月から募金活動を行い、手術に必要な5億3000万円を集めました。

アメリカで移植を待っていた葵ちゃんは、8月にドナーが現れ手術は無事成功しました。

父親佐藤昭一郎さん「皆さんに支えていただいた命、これを我々両親は大切に育てていきたいと思いますし、皆さんに支えていただいたことを忘れずに育てていきたいと思っております」

母親佐藤清香さん「ドナーになってくださった方とその親御さんに対して、感謝しない日というのはありません。私たちはそのお子さんやそのご家族が過ごしたかった日々を今こういった形で過ごさせていただいてるという気持ちが常にあります」

葵ちゃんの経過は良好で、言葉を覚え始めて家族のまねをして遊んでいるということです。

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