ロシアLNG事業、外資参画停止 日本供給に影響も

ロシア北部ムルマンスク州にある「アークティックLNG2」の施設=2022年7月(ロイター=共同)

 ロシア紙コメルサントは25日、北極圏のLNG開発事業「アークティックLNG2」に権益を持つ日本などの外国企業が参画停止を表明したと報じた。事業がウクライナ侵攻による米政府の制裁対象となったためで、日本への将来的なLNG供給に影響する可能性もある。

 アーク2にはロシア天然ガス大手ノバテクが60%の権益を持ち、事業を主導。残る40%のうち10%を独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構と三井物産が共同で保有している。

 コメルサントが伝えたところによると、これらの外国企業は米当局に対し、LNG供給が制裁から除外される可能性について問い合わせている。

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