ロッチ中岡「ホッケーを応援している品川区はセンスがある」

12月25日(月)、ホッケーの聖地・大井ホッケー競技場のある品川区と地域が共催で実施している「しながわホッケー地域応援プロジェクト」が第3回「スポまち!⻑官表彰 2023」に受賞したことについて品川区役所の講堂で報告会が行われた。

スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰制度(通称:スポまち!⻑官表彰)は、東京2020大会終了後、スポーツツーリズムの推進、パラスポーツの体験・交流、スポーツがしたくなる環境整備等の「スポーツ・健康まちづくり」に積極的に取り組もうとする自治体を応援するため、スポーツ庁が2021年より毎年1回開催している表彰制度。
今回、第3回「スポまち!⻑官表彰2023」が開催され、しながわホッケー地域応援プロジェクトを含む26の優良自治体が選出された。

※参考記事
「スポまち!長官表彰2023」開催! 26自治体の取組を表彰!

この日、会場には日本ホッケー協会、品川区、しながわホッケー地域応援プロジェクト実行委員会など50名以上の関係者が集まった。

冒頭で森澤恭子品川区長は「クリスマス、年末のお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。このような表彰をいただけたのはひとえにしながわ地域応援プロジェクトに関係している全ての方々の活動の賜物です。」と、スポまち!⻑官表彰に選出されたことについて地域への感謝と喜びを語り、しながわホッケー地域応援プロジェクト・実行委員会会長の島敏生氏に感謝状を贈呈した。

スポーツ庁の室伏広治長官(49)からはビデオメッセージが送られ「スポーツのまちづくりを精力的に取り組んでいただき感謝しております。大井ホッケー競技場は新たなまちづくりの拠点。しながわホッケー地域応援プロジェクトは地域の賑わいの模範となる取り組みです。スポまち!⻑官表彰は共創がキーポイントです。日本代表の及川選手や地域の方々が報告会に集まることはまさに共創だと思います。」と賞賛した。

また、創立100周年の記念事業として公式ホッケータウンの認定を実施している日本ホッケー協会は、品川区のホッケーの普及・啓発事業を高く評価し、品川区を公式ホッケータウンとして認定。
認定式の司会は、「みかんの花咲く丘」や「里の秋」の作曲で知られる童謡作曲家海沼實を祖父にもつ音羽ゆりかご会会長の海沼実氏が担当。海沼は品川区戸越に少林寺拳法の道場をもち、100名以上の門下生が在籍している。

日本ホッケー協会会長の三須和泰から品川区長の森澤恭子に認定証、品川区議会議長の渡辺ゆういちに特別ビジュアルが贈呈された。
三須は「ホッケーの聖地である品川区の大井ホッケー競技場。東京2020オリンピック以降ここまで使用されている競技場はなかなかありません。品川区のホッケーの応援モデルはホッケータウンの最先端モデル。ホッケーファミリーを代表して感謝申し上げます。」と品川区の活動を賞賛した。

※参考記事
「JHA 日本ホッケー協会 100周年記念「公式ホッケータウン」認定事業について」

会場には、品川区⺠でもあり女子ホッケー日本代表の及川栞選手と、日本ホッケー協会の公認ホッケーアンバサダーに就任しているお笑いコンビ・ロッチの中岡創一(46)もお祝いに駆けつけた。

及川は「第二の故郷の品川区がホッケータウンに認定されて嬉しいです。これからもホッケーを通じて地域の方々とたくさん交流をしていきたい。」と話し、来月1月に行われるパリ五輪最終予選に向けて「最後までどのような戦いになるか分かりませんが、自分たちの強みを最大限に発揮して粘り強く走り続けたい。諦めない姿を品川区をはじめ、日本の皆さんに見せたいと思います。」と意気込みを話した。

中岡は「今日は挨拶なしで大丈夫だと言われていたのですが。」と会場を笑わせ、「中学高校とホッケーをやっていました。(日本ホッケー協会に)直談判してアンバサダーをやらせていただいています。」と挨拶。
「日本でホッケーはまだマイナースポーツ。その中でホッケーを応援している品川区はセンスがある。」と更に会場を笑わせた。
「来年1月にパリ五輪の最終予選があります。キープレイヤーは及川選手です。皆さんも一緒に応援しましょう。」とパリ五輪最終予選に出場する日本代表に向けて応援を呼びかけた。

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