岡山県久米南町が整備していた町役場新庁舎とコミュニティーセンター機能を併せ持つ複合施設(同町下弓削)の落成式が25日、同施設で行われた。関係者ら約40人が出席し、新たな町の拠点完成を祝った。来年1月4日から業務を始める。
新施設は現町役場の南側に隣接する町有地(5394平方メートル)に完成し、地下1階地上2階で鉄骨一部木造、延べ3001平方メートル。外観や内装に木材を多用した温かみのある建築で、太陽光発電を導入して照明や空調に活用する。昨年3月に着工し、今年11月に完工した。建設費は約16億1500万円。
落成式では片山篤町長ら5人がテープカット。片山町長は「防災拠点や学習場所としても全ての人に使いやすい施設。完成を契機により質の高い行政サービスを目指し、職員一同決意を新たにしている」とあいさつした。
現庁舎は耐震性不足や老朽化のため2024年度末までに解体し、駐車場を整備する。