【食レポ】新フレーバー「ラテ」の完成度高し! リニューアル『明治 ザ・チョコレート』全4種食べ比べ

カカオを愉しむチョコレート『明治 ザ・チョコレート』が一挙リニューアル! 新フレーバーを加えた4フレーバーが発売された。ブラッシュアップされた全4種類の味わいをレビューする(記事の最後に読者プレゼント付き)。

ナッティ、フローラル、フルーティさを際立たせるためのリニューアル

最近発売されたイメージだったが、来年には10周年を迎える『明治 ザ・チョコレート』

明治『明治 ザ・チョコレート』(12枚入/各42g・参考価格 税込300円程度・2023年11月14日リニューアル発売)は、2014年に誕生した“単一産地(国)のカカオ豆のみを使用したカカオ本来の香りと味わいを愉しめる”ブランド。「BEAN to BAR」(カカオ豆から板チョコまで)の枠を超え、「FARM to BAR」(カカオづくりから板チョコまで)を行っている。

今回のリニューアルでは、ドミニカ共和国産・ベネズエラ産・ペルー産の3か国のカカオ豆を使用。以前はブラジル産も使われていたので、実質的に種類は減ってしまったが、その代わり、リニューアル前にはなかった「ミルク」を加えた新フレーバーが登場したようだ。

カカオ51%『明治 ザ・チョコレート フルーティカカオ・ラテ』

まずは、その新フレーバー。フルーティな香りのドミニカ共和国産のカカオ豆を使用したカカオ51%チョコレート。4種類の中で唯一ミルクを使用している。 オレンジを思わせる華やかな香り。ミルクのコクと強い酸味が交わり、ミルクチョコレートとは全く違う、甘酸っぱい味わいを感じる。酸味のとげがなく口当たりがとてもやさしいのも不思議な感じ。甘みと酸味の絶妙なバランスを見事に表現したフレーバーだ。

カカオ70%『明治 ザ・チョコレート ナッティカカオ』は甘みと酸味の絶妙なバランスが見事!

続いては、ナッティな香りのベネズエラ産カカオ豆を使用したカカオ70%チョコレート。 口に入れてゆっくり溶かすと、次第に香ばしいナッツのような香りが広がっていく。爆発力こそないが、奥深くどっしりとしたローストの風味が印象的。カカオのローストの味わいもあり、ココアと合わせたくなるようなホッと落ち着けるおいしさだ。後味にも風味が残り、たった1枚でナッティな気持ちにさせてくれた。

カカオ70%『明治 ザ・チョコレート フローラルカカオ』は花の蜜を思わせる甘さと風味

3つ目は、フローラルな香りのペルー産カカオ豆を使用したカカオ70%チョコレート 華やかさの中に甘さのある香り。そしてその香りを具現化したような甘く華やかな味わいが舌に広がっていく。ほんのり酸味もあり、少し輪郭の強い凛としたチョコレートだ。余韻には花の蜜を思わせる甘さと風味が残り、最後の最後までカカオ豆の潜在能力を感じたくなるフレーバーだった。

カカオ70%『明治 ザ・チョコレート フルーティカカオ』は2つの顔を持つチョコレート

最後は、1つ目のと同じく、フルーティな香りのドミニカ共和国産のカカオ豆を使用したカカオ70%チョコレート。 意外にもオレンジの香りはほとんどなし。口に入れてすぐに感じられる強い酸味が印象的であり支配的。少し喉を突くようなクセがある。このハイカカオならではのクセを緩和したのが1つ目の『明治 ザ・チョコレートフルーティカカオ・ラテ』なのだろう。後味には意外にもカカオの風味とまったりとした濃厚感が残り、2つの顔を持つチョコレートのようにも感じた。

カカオの良さはそのままに、食べやすくなった

生産地ごとのカカオ豆の違いをしっかりと感じられるというコンセプトは変わらず、全体的にクセが抑えられていて食べやすくなったように感じる。新フレーバー『明治 ザ・チョコレート フルーティカカオ・ラテ』は、その最たる例だろう。絶妙な配合バランスは見事だった。君がNo.1! 入手は全国のスーパーやオンラインショップで可能だ。

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