国管理空港保安料値上げへ 24年春予定、パブコメ開始

 国土交通省は、国が管理する空港で保安検査員の処遇改善や先進的な検査機器の導入を図るため、航空会社から徴収する乗客1人当たりの保安料を現行の105円から250円へ値上げする方針を決め、25日からパブリックコメント(意見公募)を始めた。2024年1月24日まで。24年3月から値上げする予定。航空券の価格に影響する可能性がある。

 国交省によると、新型コロナウイルス禍で激減していた航空需要が回復する中で、保安員の人手不足や検査の効率化が課題となっていた。

 地方航空ネットワークの維持や地方空港への国際線就航促進のために実施している着陸料などの軽減措置については、24年度末まで継続する方針。

© 一般社団法人共同通信社