【タイ】日系車メーカー4社、5年で6155億円投資へ[車両]

タイのチャイ政府報道官は25日、日本の完成車メーカーの4社が、5年以内に合計1,500億バーツ(約6,155億円)の電気自動車(EV)向け投資を実行するとの見通しを示した。一部の企業は2~3年内に電動ピックアップトラックの生産を開始する見通しという。

日本の完成車メーカーによるEV向けの投資を巡っては、タイのセーター首相が今月14~18日に訪日した際に、各社の幹部と協議した。トヨタ自動車とホンダがそれぞれ500億バーツを投じるほか、いすゞ自動車が300億バーツ、三菱自動車が200億バーツを投資する方針。

セーター氏との会談で日本の車メーカーは、タイ政府の自動車技術の引き上げや、温室効果ガス(GHG)の削減について協力していくことを提案。電動商用車用に、バッテリー交換モデルの紹介をした。一方、タイ政府は日本人向けに短期のビジネスビザを免除するなど、事業・投資環境の整備を進めているとし、投資拡大の意思がある車メーカーを支援し、協力していく方針を示した。

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