小矢部市の桜町石斧(せきふ)の会は25日、同市の桜町JOMONパークで、ドングリを題材にした「縄文しめ縄」を高床建物に飾った。同パークで来年1月6日に行われる「縄文火占いまつり」で燃やし、幸せを祈る。
ドングリは桜町遺跡の「貯蔵穴」から大量に出土した。今年は山間部のドングリが不作で、クマの出没につながったため、しめ縄にドングリ豊作と人と動物の共生への願いを込めた。
しめ縄は縦3.6メートル、横2.2メートルで骨組みに竹を使った。25日は山本護会長ら会員5人が高床式建物正面に固定した。山本会長は「子供たちに見に来てほしい」と話した。まつりは1月6日午後3時半に行われる。