サクランボ乾燥、商品化 上山・のら農園、市内産使い来月発売

「のら農園」が発売する「のら農園のドライさくらんぼ」

 「のら農園」(上山市、酒井正樹代表)が市内産サクランボを使用した新商品「のら農園のドライさくらんぼ」を1月初旬に発売する。凝縮された甘酸っぱさが広がり、手作り焼き菓子の素材としても最適という。

 使用するのは佐藤錦と紅秀峰、ナポレオンで、JAやまがたや農家から加工品用を購入した。種を取って冷凍し、品種で味に差が出ないように調整したシロップに漬け、専用の機械で乾燥させた。

 昨年末に着手し、県村山総合支庁農業技術普及課の協力で開発を進めてきた。酒井代表は「ドライフルーツにすることで、山形を代表する果物のサクランボのおいしさを年間を通して発信できる」と話す。

 50グラム702円。山形市内の同JAおいしさ直売所3店舗、上山市のファーマーズマーケットトマト上山店、同農園のオンラインショップなどで扱う。問い合わせは酒井代表080(4185)0260。

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