動き出した車と住宅に挟まれ… 50代女性死亡 死因は多発性外傷に伴う「クラッシュシンドローム」【長野・諏訪市】

諏訪市の市道で、50代の女性が車を降りた後、動き出した車と建物に挟まれ死亡しました。
25日午前7時前、「車が住宅に突っ込んだ」と消防に通報がありました。この事故で近くに住むパート従業員の女性(56)が車に衝突され搬送先の病院で死亡が確認されました。
車は女性が乗っていたもので車を降りた後、何らかの原因で動き出したとみられています。
女性は車と住宅に挟まれたとみられ、死因は多発性外傷に伴う「クラッシュシンドローム」でした。車はオートマチック車で、警察が調べた際、ギアはドライブに入っていました。現場は平らな直線道路で警察が事故原因を調べています。

「クラッシュシンドローム」は震災や事故で長時間重い物に挟まれた後、圧迫から解放された時に起こる症状です。損傷した筋肉から毒性の物質が血液中に流れ込み心臓や腎臓の機能が低下し死亡するケースもあります。

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