野球しようぜ! 大谷選手のグラブ、長崎県内にも届く 全小学校に1000個が順次

大谷選手から贈られたグラブ=長崎市役所

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が日本国内の全小学校に寄贈しているグラブが25日、長崎県内にも届いた。今後、国公私立の全小学校に計約1千個が順次届く予定。
 大谷選手は11月9日、日本国内の全小学校約2万校に計約6万個のグラブを贈ると、自身の交流サイト(SNS)で発表。その後、スポーツ庁から県教委に連絡があり、各市町教委が受け取りを調整した。
 この日、届いたのは長崎、諫早、平戸、西海、南島原各市と東彼波佐見町、北松佐々町の5市2町。
 長崎市教委には、68校分が到着。1校につき右利き用2個と左利き用1個で、いずれも大谷選手のサイン入り。「野球しようぜ!」とメッセージが書かれたカードも付いていた。「このグラブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます」と記した文書も添えられていた。
 市内の小学校には来年1月初旬までに順次届く。冬休み中のため、お披露目や活用方法は各校で決める。市教委の担当者は「子どもの夢や希望が膨らむ良い機会」と笑顔で語った。

© 株式会社長崎新聞社