年末の交通安全運動 歩行者事故目立つ 長崎県警が結果発表、死者は2人

 長崎県警は25日、年末の交通安全県民運動(13~22日)の実施結果を発表した。前年と比べ人身事故件数、死者、負傷者いずれも増え、歩行者が巻き込まれる事故が目立った。
 県警交通企画課によると、人身事故98件(前年比1件増)、死者2人(同2人増)、負傷者128人(同5人増)。同運動は歩行者の交通事故防止を重点項目に挙げていたが、歩行者が巻き込まれる事故が21件(同10件増)発生。このうち、長崎市で歩行者1人が夜間にバイクにはねられ死亡した。負傷者も前年より9人増の20人だった。
 交通違反に伴う摘発件数は560件(同65件増)。主な違反は一時不停止、速度違反、信号無視など。飲酒運転は2件(同1件増)だった。
 同課は「夜間の運転はこまめなハイビームを使うなどして事故に注意してほしい」と呼びかけている。

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