特産の黒大豆「作州黒」の収穫が最盛期 上々の品質に仕上がる ぜひ正月の煮豆に/岡山・勝央町・美作市

岡山県勝英地域特産の黒大豆「作州黒」の収穫が最盛期を迎えている。正月のおせち料理にも使われ、煮豆にすると豊かな風味となめらかな舌触りが絶品だ。

勝央町や美作市などの勝英地域は約1000戸が栽培する全国有数の黒大豆の産地。特に同町では約350戸の農家が約180ヘクタールで手がけ、県内一を誇る。

作州黒部会勝央支部副会長の水田周二さん=勝央町田井=は、刈り取り後2週間ほど乾燥させておいた、さやが付いたままの枝を専用の機械にかけて脱粒してJAに出荷。夏場の猛暑と少雨の影響が心配されたが、品質は上々に仕上がったという。

JAは勝英地域全体で例年よりやや少ない200トンの収量を目指す。水田さんは「心を込めて育てた特産の作州黒。お正月に煮豆にしてみなさんで味わってほしい」と話す。収穫作業は1月いっぱい続く。

脱粒作業に励む水田さん

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