世界を驚かせたスティーブン・スピルバーグ“伝説の名作”『カラーパープル』がミュージカルとして蘇る

『カラーパープル』© 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

世界を驚かせたスティーブン・スピルバーグ監督による“伝説の名作”がミュージカルとしてスクリーンに蘇る。『カラーパープル(原題:The Color Purple)』が、2024年2月9日(金)より日本公開される。このたび、ゴージャス&ドラマティックな場面写真が初解禁となった。

“伝説の名作”がミュージカルとして蘇る

本作のオリジナルは、今では押しも押されもせぬ巨匠であるスティーブン・スピルバーグが、ピューリッツァー賞受賞の同名小説を原作に、『E.T.』 の後初めてシリアスな作品に挑んだ『カラーパープル』(1985)。アカデミー賞10部門にノミネートされながら無冠に終わり世界を驚かせた。しかし観客には愛され、口コミで6週目にして全米1位となり、5ヶ月以上のロングランとなった“伝説”の作品だ。(BOXOFFICE Mojo調べ)

そんな記録よりも記憶に残る名作『カラーパープル』が、38年の時を経て、ミュージカル映画としてスクリーンによみがえる。プロデューサーはスピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが務め、新鋭ブリッツ・バザウーレが監督に抜擢。「第81回ゴールデングローブ賞」では主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)と助演女優賞の2部門にノミネートされ、アカデミー賞も有力視される映画ファン必見の注目作となっている。

GG賞ノミネートの熱演とらえた場面写真が一挙解禁

本作は、父親と夫に支配され、最愛の妹と生き別れた主人公セリーが、自由で型破りな女性たちと出会い、輝ける場所を見つけようとする。立ちふさがる運命に、不屈の魂とユーモアで何度でも立ち上がる姿と魂に届く歌声が、困難な時代を生き抜く力をくれる今こそ必見の希望の物語。

セリー役は、ブロードウェイ版でも同役を演じたファンテイジア・バリーノ。父や夫に虐げられながらも、しがらみを解き放ち自ら未来を切り開く姿を見事な演技と歌声で体現し「第91回ゴールデングローブ賞」主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされた。セリーの心の拠り所となる妹ネティの若き姿を演じたのは、『リトル・マーメイド』(23)で話題を呼んだハリー・ベイリー。歌手としても活躍するベイリーは、ネティのために自ら書き下ろしたナンバーも披露している。

最初の一枚は、セリーの運命を変える女性シュグ。真紅のゴージャスなドレスに羽の頭飾りをまとい、酒場で歌を披露している場面だ。演じるのは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)でオスカーにノミネートのタラジ・P・ヘンソン。自由奔放で天真爛漫、洗練された歌手のシュグはセリーの憧れの存在で、苦しい日々に耐えるセリーが、自らを愛し人生の喜びに目覚めるきっかけを与えるキーパーソンなのだ。もう一人のキーパーソン、ソフィアを演じるのはブロードウェイ版でトニー賞にノミネートされたダニエル・ブルックス。自らを軽視する男性にも怯むことなく立ち向かう強い女性ソフィアの演技が高く評価され、ゴールデングローブ賞助演女優賞にノミネートされた。場面写真では、高圧的な男を相手に挑発的な表情で啖呵を切る姿をとらえている。

続いて、セリーを囲む登場人物たちが続く。セリーの夫ミスターを演じるのはコールマン・ドミンゴ。ポーチに座ってバンジョーをつま弾く姿が印象的だ。ミスターの連れ子で、ソフィアの夫となるハーポには『イン・ザ・ハイツ』(21)のコーリー・ホーキンズ。トニー賞ノミネートの実力派二人が脇を固め、セリーの人生を揺り動かす男たちを熱演する。ハーポの恋人スクイーク役で、『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(21)の主題歌でオスカー&グラミー賞をW受賞したH.E.R.が長編映画デビュー。オーバーオールのハーポと花柄のワンポイントが印象的なワンピース姿のスクィークの2ショットも初解禁となった。

『カラーパープル』は2024年2月9日(金)より全国ロードショー

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