コロナ禍で中断のまま終了 和歌山の熊野古道近野山間マラソン、スタッフの高齢化など

2017年3月の熊野古道近野山間マラソン(和歌山県田辺市中辺路町で)

 和歌山県田辺市中辺路町の近露と野中を舞台に毎年「春分の日」に開いてきた「熊野古道近野山間マラソン大会」(実行委員会主催)について、事務局の市教育委員会中辺路教育事務所は、関係者で今後の開催を協議した結果、大会を終了することに決めたと発表した。

 同マラソン大会は地域の活性化などを目的に1974年にスタートし、2019年までに44回開催。20年以降はコロナ禍のために大会を中止していた。実行委員会で協議した結果「スタッフが高齢化しており、今後やっていくのは難しい」「44回もやれたので、当初の目的は果たせた」といった意見があったという。

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