米国の鉄道、機関車に復刻塗装 利用回復の話題喚起に一役

アムトラックの初期の塗装を復刻した機関車(左)=2021年8月、米ワシントン州シアトル(共同)

 【ワシントン共同】ニューヨークなど米大都市圏を走る旅客鉄道と全米鉄道旅客公社(アムトラック)が、往年の塗装を復刻した機関車で客車を引くなどする列車を走らせている。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ利用者の回復を目指す中、沿線住民が「見ると列車に乗りたくなる」と歓迎するなど話題づくりに一役買っている。

 ニューヨーク中心部と近郊の閑静な住宅街を結び、日本人駐在員も沿線に多く住むメトロノース鉄道は2023年の発足40年を記念して車体に復刻塗装をラッピングした機関車を3両導入した。

 発足当初に使っていた銀と青、赤の3色が基調の塗装や、前身のコンレール時代の外観などを再現した。

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