ラグビーの第103回全国高校大会は27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。岩手県代表の黒沢尻工(4大会ぶり32度目)は8強入りを目標に掲げ、初日の1回戦で宮城代表・仙台育英(28大会連続30度目)との東北勢対決に臨む。午後2時50分試合開始予定。
粘り強いディフェンスとバックスの攻撃力を武器に、「赤べこ軍団」が4大会ぶりの花園1勝に闘志を燃やす。
ディフェンスのキーワードは「低さ」。FW陣は全国レベルの圧力に負けないスクラムを意識して練習を繰り返した。プロップ佐藤優澄(ゆうと)(3年)は「相手よりも低い姿勢を維持することで、押されにくい形になってきた」と手応えをつかむ。