卵平均価格20年1月比1.8倍 鳥インフル影響、食品値上げ続く

万代巽南店で卵のパックを並べる能美亮店長=22日、大阪市

 「物価の優等生」と言われる卵のスーパーでの全国平均価格が、物価が上昇を始めた2020年1月に比べ1.8倍になったことが26日、分かった。鳥インフルエンザ流行で品薄になった影響が出た。マヨネーズは1.5倍で、食品の値上げ傾向は今年も継続し家計の負担がさらに重くなった。一方で、食用油や税率変更のあったビールは昨年比で値下がりした。

 値上げが目立ったスーパーの食品について、販売時点情報管理データを分析している企業「True Data」が明らかにした。

 20年1月と今年11月の各商品の税抜き月間平均価格を比較すると、卵は10個入りパックの店頭価格が137円から248円に上がった。

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