京都大学の学生に人格否定発言、「アカハラ」で工学研究科教授に停職2カ月

京都大学

 京都大学は12月26日、学生に対するアカデミックハラスメントを繰り返したとして、工学研究科の60代教授を27日から停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 京都大学によると、教授は昨年12月から2023年2月までの間、1人の学生に対し、人格否定と捉えられかねない発言をしたり、学内調査の取り下げを求めたりしたという。

 教授は調査に対し、発言を認めた上で、「学業の奮起を促すためのもので、指導の過程で行った」として人格否定などの意図は否定しているという。

 京都大学は「このような事態が発生したことは誠に遺憾で、再発防止に努めるとともに、教職員の不適切な行為には引き続き厳正に対処する」としている。

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