新妻聖子、3度目のツアーに喜び「日本の景気を取り戻せ!」

ケビン・コスナー&ホイットニー・ヒューストン主演で大ヒットした同名サスペンス映画をミュージカル化した『ボディガード』。2024年2月~4月に3度目の公演ツアーが決定し、初演からレイチェル・マロン役を務める新妻聖子が、大阪市内で記者発表をおこなった。

ミュージカル『ボディガード』に出演する新妻聖子(12月25日・大阪市内)

スーパースター・レイチェルと、彼女の警護を任されたボディーガード・フランクが、正体不明のストーカーと対決しながら、次第に心を通わせていく姿を描いた作品。性別や年齢を超えてワクワクしたりときめいたりできるストーリーと、全米No.1ヒットぞろいの楽曲に再演希望の声が続出し、そのラブコールに応える形となった。

新妻は「お客さまの『もう一度観たい』というお声で企画が立ち上がるのは、一番健全な上演のでき方だと思うので、とてもうれしくて幸せ」と喜ぶとともに、「物語もシンプルで後味がいいし、なによりもワールドレコードに裏打ちされた名曲しか並んでない。そんなミュージカルはなかなかないし、こんな贅沢なセットリストはないと思います」と作品の魅力を語った。

全体の物語は映画版に忠実ながらも、ミュージカル版ならではの楽しみは、カーテンコールではコンサートのように、舞台も観客も一緒に盛り上がれる時間が設けられていること。初演&再演はコロナ禍のため声出しが禁止されていたが、「それがやっと、今回は解禁されます!」と笑顔で宣言。

「最後はみんなで踊ろうぜ! って、フィナーレが全部をかっさらっていくところがありますね。『日本の景気を取り戻せ!』ぐらいに、すごく景気が良いです(笑)」と、独特の表現でその盛り上がりを語り、さらに「ミュージカルを初めて見に行く方に、こんなにふさわしい作品はないと思う。おひとりで来ても私たちが楽しませますし(笑)、みんなが幸せになれる空間になると思います」と、三度目の公演に意欲を見せた。

レイチェル役は、新妻とMay J.のWキャスト。そのほかには大谷亮平、AKANE LIV、内場勝則などが出演する。2月の東京公演、3月の山形公演を経て、大阪公演は3月30日~4月7日に「梅田芸術劇場メインホール」(大阪市北区)にて。チケットはS席1万4000円ほか、2024年1月13日から発売開始。

取材・文・写真/吉永美和子

ミュージカル『ボディガード』

期間:2024年3月30日(土)〜4月7日(日)
会場:梅田芸術劇場 メインホール(大阪府大阪市北区茶屋町19-1)
料金:S席14000円、A席9500円、B席5500円

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