日本映画の巨匠 小津安二郎監督による作品 子どもたちが再現 広島・尾道市

尾道市は、多くの映画作品の舞台となっています。その坂の町で、日本映画の巨匠 小津安二郎監督による作品のワンシーンを、子どもたちが再現する催しが開かれました。

■演じる小学生

「アラ、ドチラへ、チョットソコマデ、アアソーデスカ、そんなことより、どこ行くかわかるかい」

尾道市の映画資料館であったこの催しには、小学生6人が参加しました。再現したのは1959年に公開された小津監督の作品「お早よう」のワンシーン。兄弟とその両親が言い合いする場面です。

戦前から戦後にかけてメガホンをとった小津監督。海と坂が織りなす尾道の風情に魅せられ、代表作「東京物語」の舞台にも選びました。子どもたちは現役の俳優による指導を受けながら、映画の世界に入り込んでいました。

■参加した小学生

「みんなで演技をできて楽しかった」

■俳優・演技トレーナー 堀崎太郎さん

「物語で一番皮肉なところ、コミカルなところを象徴しているのがこのシーンなのでやってみた。みなさんとても

積極的なので嬉しい」

地元の映画館「シネマ尾道」では、2024年夏ごろに小津監督の作品を上映する予定です。

【2023年12月26日放送】

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