テア・シュテーゲン離脱で7戦連続先発…ペーニャがロールモデルにする守護神とは?「敬うべきメンタリティ」

イニャキ・ペーニャのロールモデルとは[写真:Getty Images]

バルセロナのスペイン人GKイニャキ・ペーニャがロールモデルを明かした。スペイン『Relevo』が伝えている。

ペーニャはバルセロナの下部組織出身。昨年1月に控えGKとしてプロ契約を結び、ガラタサライへのレンタル移籍も経験したが、現在は1番手GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン離脱に伴い、初めて継続的に出番を得ている。

ラ・リーガ5試合連続先発にチャンピオンズリーグ(CL)でも2試合連続先発出場。しかし、24歳ペーニャは世界屈指のシュートストッパーであるテア・シュテーゲンの復帰後は再びベンチに座ることを理解しているようだ。

「自分の役割が何たるかを理解しているよ。プレータイムが増えている現在でも考えは変わらない。第2GKは常に忍耐強くあるべきなんだ。チャンスが来たときのために備えておく必要があるからね」

その一方、理想とするプレーモデルに話が及ぶと、かつてのバルセロナを彩ったGKがロールモデルだと明かした。

「僕が最も気に入ったフットボールは…もちろんジョゼップ・グアルディオラ(現:マンチェスター・シティ監督)が提唱した「自陣から組み立てていく」戦術だ。その詳細を僕が語る必要はないと思うけど、ペップはGKを11人目のフィールドプレーヤーとして組み込んだ。素晴らしい」

「優れたパーソナリティと勇気を持って、このフットボールに迎合したのが、ビクトール・バルデスだ。ベンチマーク(指標)とも言える存在だね。彼は足元でミスして失点を招いても、何度も何度も同じようにトライする…まさに誰もが敬うべきメンタリティだよ」

バルデス氏は2000年代初頭から長らくバルセロナの正GKに君臨。クラブ通算536試合に出場し、ラ・リーガを5度、CLを3度制覇するなど数多のタイトルを獲得…ビルドアップ時に徹底してショートパスを繋ぎ、バルサをバルサたらしめた選手の1人と言える存在だった。

栄光の守護神と同じカンテラ育ちのペーニャだけに、崇拝にも近い畏敬の念があるのだろう。

© 株式会社シーソーゲーム