外務省、安全保障協力課を新設へ 同志国支援、拡充で態勢強化

外務省

 上川陽子外相は26日の記者会見で、同志国軍支援の枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」の拡充に向け、2024年度に外務省に「安全保障協力課」を新設する方針を表明した。国連平和維持活動(PKO)などを担当してきた「国際平和・安全保障協力室」を格上げし、OSA関連業務にも当たらせる。

 現在OSAを担当している「安全保障協力室」はなくなる。会見で上川氏は「厳しさを増す国際情勢の中で、OSAの重要性は増している」と強調した。

 OSAは22年12月に改定した国家安全保障戦略に基づき、23年4月に創設された。24年度当初予算案では23年度の2.5倍となる50億円を計上した。

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