資生堂<4911>、スキンケア化粧品事業の米国DDGスキンケアホールディングスを子会社化

資生堂の本社(東京・東新橋)

資生堂は23日、スキンケア化粧品事業の米国DDGスキンケアホールディングス(ニューヨーク。売上高114億円)の全持ち分を取得し、子会社化すると発表した。主力とする高価格帯のスキンケア事業を強化するのが狙いで、既存ブランドの「SHISEIDO」「クレ・ド・ポーボーテ」ととともに、米国をはじめ世界市場で需要を開拓する。DDGは皮膚科学をベースとした独自ブランド「Dr. Dennis Gross Skincare(ドクターデニスグロススキンケア)」を展開する。取得価額は約4億5000万ドル(約640億円)。2024年1~3月中に買収完了を見込む。

ドクターデニスグロススキンケアは皮膚科医のデニス・グロス博士と妻キャリー・グロス氏により、2000年にニューヨークで誕生した。日常的に自宅で古い角質を拭き取るピーリングの美容習慣を提案し、美容業界に革新をもたらしたという。

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