クラブOBのマクマナマン氏が同じく地元出身のカーティス・ジョーンズに期待「アカデミー時代のようなプレーを見たい」

写真:9歳の頃からリヴァプールに所属するカーティス・ジョーンズ

かつてリヴァプールやレアル・マドリードでプレーしたスティーブ・マクマナマン氏がリヴァプールのMFカーティス・ジョーンズの今後に期待を寄せた。カーティス・ジョーンズはゴールやアシストに関与し続ける必要があり、まだまだ成長の余地があるという。地元メディア『Liverpool Echo』が伝えている。

カーティス・ジョーンズは現地時間12月20日に行われた、カラバオカップ準々決勝のウェストハム戦で2得点を奪い、その試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。今シーズンはここまで、公式戦17試合に出場しており、カップ戦ではキャプテンマークを巻く試合もあった。

10代の頃から将来を羨望されたカーティス・ジョーンズは、2019年1月のFAカップのウルブス戦でトップチームデビューを飾った。同時期にリヴァプールのアカデミーのコーチングスタッフとして働いていたマクマナマン氏は、以下のように語った。

「18歳以下や21歳以下のチームにいた頃の彼は得点王で、人々を魅了するプレーをし、最も創造的だった。トップチームでもアカデミー時代のようなプレーをもっと見たいと思っている」

「彼がトップチームに定着し始めた時は、安全にプレーしようとしていて、少しのチャンスしか生み出せなかった。パスを出さなければいけないと感じるFWがリヴァプールには常に3人いるからだ。私はカーティスのプレーを熟知しており、彼が自信を持って前にボールを持ち運ぶ時、めったにボールを失わない。MFの場合、誰もがゴールとアシストについて言及する。それを達成できた時、次のレベルに行けるだろう」

現在22歳のカーティス・ジョーンズはリヴァプールで生まれ育ち、9歳の頃からリヴァプール一筋でチームと共にして来た。2020-21シーズンからは、クラブのレジェンド、スティーブン・ジェラード氏やマクマナマン氏も付けた背番号17を継承している。マクマナマン氏は同じ地元出身のカーティス・ジョーンズに、プレッシャーを跳ね除けるだけの力を持っていると信じているようだ。

「私はカーティスの性格を知っており、彼はプレッシャーを感じることはないだろう。批判された時の受け止め方という点で、彼はトレント・アレクサンダー=アーノルドに少し似ているだろう。彼は16、17歳の頃から常に自信に満ちており、それは今も変わっていない」

「スカウサー(リヴァプールの地元出身者)にはプレッシャーがある。なぜならリヴァプールでプレーすることがどういうことかを知っているからだ。そして彼はリヴァプールでプレーするという夢にたどり着いた。リヴァプールのメンバーを思い浮かべる時、フィルジル・ファン・ダイク、モハメド・サラー、アレクサンダー=アーノルドの名を挙げるだろう。彼が(カラバオカップ準々決勝の)ウェストハム戦で見せたようなパフォーマンスを続ければ、その地位に行けるだろう」

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